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安価なのに断熱できる素材

98%が空気の特殊な素材

発泡スチロールが高い断熱効果を果たす理由は、空気を多く含んでいる素材にヒントがあります。
専門的になりますが、期待は固体よりも熱伝導性が低いです。それは分子の密度が低いためです。
しかしながら気体は対流してしまうと熱を伝える媒体になってしまうので、空気を閉じ込めて動かない状態にする必要があります。
逆に液体などは熱を伝え対流を起こすので熱伝導体としては活躍しますが断熱には不向きです。
これらの性質を応用した発泡スチロールは小さな粒上の固体の塊であり、さらに粒の中身は空洞で空気のみ。空気が98%を占めている固体ですから非常に高い断熱効果を発揮するのです。

空気を含んでいると暖かい

発泡スチロールと同じように空気の熱伝導の低さを利用したものにダウンジャケットや羽毛布団などもあります。
ふわふわとした羽毛もまた暖かいです。
空気を多く含んでいるので熱を閉じ込めて暖かい状態が続きますが、あくまでも繊維なので目が粗いと 強い風など空気の対流が起きた時にあっさりと風を通してしまい熱が逃げてしまいます。

籠りすぎた熱を逃がせる通気性は良いです。
家の断熱材も同じように、繊維質のものと発泡スチロール系のプラスチック素材などうまく使い分ける必要があるのです。